ASEAN-6全体の販売台数は前年比1.9%増、ベトナムは20.3%増

2025年度のASEAN-6(ベトナム、マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、シンガポール)全体の自動車販売台数は335万2千台で、前年比1.9%のプラスとなった。
国別では、ベトナム54万2千台(前年比20.3%増)、マレーシア82万1千台(同0.2%増)、インドネシア80万4千台(同7.2%減)、タイ63万3千台(同0.1%減)、フィリピン49万台(同4.6%増)、シンガポール6千2百台(同21.3%増)だった。
ベトナムは前年比9万8千台増・20.3%増の高い伸び率を示し、ASEAN-6ではシンガポールに次いで二番に着けた。ベトナム初の国産自動車メーカーVinFast(ビンファスト)の低価格4WS車「VinFast VF3」の販売が好調で、ベトナム市場全体の数字を押し上げた。
ベトナムではSUVが人気車種

2025年度販売ベースのベトナム国内の車種別シェアは、SUV73%(前年比13ポイント増)、セダン・ハッチバック16%(同18ポイント減)、MPVマイナス6%、ピックアップ6%だった。「VinFast VF3」を筆頭とする低価格SUVの販売価格は1万2千米ドル(約189万円)程度に抑えられており、若年ファミリー世帯などの支持を集めた。
ベトナムにおけるSUV人気は他のASEAN-6国を圧倒している。他ASEAN-6国の2025年度販売ベースのSUVのシェアは、マレーシア28%、インドネシア39%、タイ36%、フィリピン37%、シンガポール55%となっている。
EVの販売台数も増加

BEV(Battery Electric Vehicle)やHEV(Hybrid Electric Vehicle)などのEVの販売台数も増加している。ベトナムの2025年のEVの販売台数は18万9千台で、前年比95%の大幅な増加となっている。
特にBEVの伸びが著しく、2024年の8万7千台から17万5千台へと大幅に増加している。2027年2月まで設定された自動車登録料の100%減免制度などが、消費者にEV購入を促す大きなインセンティブになっていると見られる。
なお、ASEAN-6全体のEV販売台数は75万2千台で、前年比69%のプラスとなっている。
VinFastがASEAN-6でのナンバー5メーカーに

VinFastは、ASEAN-6における販売台数ベースでのナンバー5メーカーに躍進している。1位のトヨタを筆頭に、3位ホンダ、4位三菱に続き、前年比114%増の5位にランクインしている。
主力車種の「VinFast VF3」「VinFast VF5」のベトナム国内での販売が好調なのに加え、昨年から同車種のインドネシアとフィリピンへの輸出が開始されたことなどが結果に繋がったと見られる。
