ベトナム・ホーチミン市の中心部、ベンタイン市場周辺で地下空間の再開発構想が動き出している。地下商業施設や駐車場、メトロ接続を組み合わせた大規模な地下複合施設案がビンスピード(VinSpeed)から示され、7月31日にはベンタイン街区人民委員会が住民向けの意見聴取に関する公式通知を発表した。
ただし現段階ではあくまで1/500詳細計画の策定過程にあり、施設そのものの最終承認には至っていない点には注意が必要だ。本稿では8月10日時点で確認できている事実関係を整理する。
ベンタイン街区で住民意見聴取の段階に入る

ベンタイン街区人民委員会は公式サイト上で、9月23日公園の整備に加え、地下商業・サービス施設、地下駐車場、そしてベンタイン―カンゾー駅への接続を含む1/500詳細計画について、住民から意見を募る公式通知を掲載した。これにより計画は住民意見聴取の段階に入ったことが確認できる。
計画を主導しているのはビンスピードで、同社はベンタイン街区人民委員会に対し、住民意見聴取プロセスへの協力を要請している。
対象区域と地下利用案の規模

ビンスピードが提示した資料によると、対象区域は約93,099.77平方メートル、面積にして約9.31ヘクタールに及ぶ。範囲は北側がレライ通り、南側がファムグーラオ通り、東側がハムギ通り・チャンフンダオ通り、西側がグエンチャイ通りとされている。
地下利用の内容としては、駅施設、商業・サービス施設、地下駐車場、技術インフラを一体的に配置し、メトロ路線や地下歩行者ネットワークと接続させる構想が示されている。地上部分については緑地や広場、歩行者空間を優先的に確保する方針だという。
8月7日付のVnExpress Internationalの報道では、地下最大4層、延べ床面積は約31.8万平方メートルに達し、うち商業・サービス施設が約14.5万平方メートル、駐車場が約14.7万平方メートルを占めると伝えられている。
法的根拠とベンタイン―カンゾー鉄道の位置づけ
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