ホーチミン市が、既存の環状道路2〜4号線の外側に位置する環状道路5号線の検討に着手した。ホーチミン市市人民委員会主席が9月4日の会議で表明し、同日午後には現地調査を実施する。

南部の物流網・工業団地の立地に関わる長期構想で、ベトナムに進出する、または進出を検討する日系企業にとっても交通インフラの将来像を把握する材料になりそうだ。

ホーチミン市、環状道路5号線の検討に着手

9月4日会議で表明、午後には現地調査を実施

現地建設新聞によると、ホーチミン市人民委員会のグエン・ヴァン・ドゥオック主席は9月4日午前、8月までの社会経済状況を評価する会議で環状道路5号線の検討を明らかにした。

同日午後には市当局幹部と関係部局が現地調査を実施する予定で、ルート案や周辺地域との接続範囲、既存の交通網・高速道路との連結可能性を検討するとした。

想定ルートは4号線の外側15〜25キロに位置

想定ルートの一つは、タイニン省ゴーザウを起点に、ビンズオン省バウバンを経由してドンナイ省内の主要高速道路インターチェンジへ接続する案とされる。同線は環状道路4号線から15〜25キロメートル離れた位置に計画されており、外側の交通シールドとして機能させる構想だという。

環状道路における現状の計画(写真出所)Tuoi Tre

現地メディアThe Investorによれば、市当局は南部の2030年以降の貨物・旅客輸送需要への対応を掲げ、放射状高速道路の混雑緩和や、沿線での工業団地・物流拠点向けの新たな用地創出に期待をかけているという。

南部の環状道路網、2〜4号線の整備状況

主席発言に見る5号線検討の位置づけ

同主席は「われわれはすでに環状道路2号線・3号線・4号線に投資してきた。次は環状道路5号線を検討しなければならない」と述べ、5号線の検討を既存整備の延長線上に位置づけた。

この中で、環状道路3号線は全長76キロメートルで、ホーチミン市・ビンズオン省・ドンナイ省・ロンアン省(いずれも2025年7月の行政再編前の呼称)を通る路線である。

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