フィリピンの外食大手ジョリビー・フーズ(Jollibee Foods Corporation、JFC)は2026年9月23日、ベトナムのコーヒーチェーン、ハイランズコーヒー(Highlands Coffee)の持株会社株11%を、創業者デイビッド・タイ(David Thai)氏が率いる会社へ売る契約を結んだと開示した。
取引完了後は創業者側が51%を持ち、支配権が戻る。同社の取締役会は、2027年1〜3月期までのベトナムでの新規株式公開(IPO)を検討している。
ハイランズコーヒー株11%の売却で創業者側が過半を握る
ジョリビー・フーズの9月23日付の開示によると、売却先はベト・タイ・インターナショナル(Viet Thai International Joint Stock Company、VTI)。対象は持株会社SFブンタウ(SF Vung Tau Joint Stock Company、SFVT)の株式で、対価は現金2兆3000億ドン(約141億円)、約8800万米ドル(約139億円)に調整額を加えた額だ。
創業者側の持ち分は40%から51%へ、株式構成が逆転
完了後、ジョリビー・フーズの持ち分は60%から49%に下がり、ベト・タイ・インターナショナルは40%から51%に上がる。取引は事業の株主資本価値(100%ベース)を8億米ドル(約1264億円)と評価し、ジョリビー・フーズは帳簿価額を大幅に上回ると説明する。完了には規制当局の承認などが要る。JFCは代金を債務削減や再投資、株主還元に充てる。
ハイランズコーヒーは56店から1,062店へ拡大
ハイランズコーヒーは1999年にタイ氏が創業した。9月24日付のVnExpress Internationalによれば、ジョリビー・フーズは2012年に2500万米ドル(約39億5000万円)でベトナム事業の49%を取得した。
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ベトナム経済メディアInfoBank 編集長
三浦 賢弥
KENYA MIURA
山形県山形市出身。筑波大学大学院でのベトナム研究・ホーチミン市師範大学での留学を経て、JETRO(日本貿易振興機構)に入構。
ベトナム進出コンサルティング・市場調査会社に7年間携わり、2026年1月にベトナム経済メディアInfoBankを企画・運営する株式会社InfoBase創業。代表取締役に就任。
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