ホーチミン市で日本食の出店を続けるロイヤルグループが、ベトナムでの店舗数を10店に伸ばした。ロイヤルホールディングスと双日が共同出資する現地法人ROYAL SOJITZ VIETNAMが2026年8月21日に発表したもので、2025年4月の1号店開業から1年あまりでの到達となる。
直近では5月30日に9号店のラーメン店、6月30日に10号店のとんかつ店が開業した。いずれも「いねや」という共通ブランドを冠し、ホーチミン市内の特定エリアに店舗を集中させる展開が取られている。新店2店舗の内容と、同社が公表しているベトナム事業の方針を整理する。
ベトナムでの店舗数が10店に ロイヤルグループが正式発表

ロイヤルホールディングス(本社・福岡市、代表取締役社長 阿部正孝氏)は2026年8月21日、双日との共同出資会社であるROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDがベトナムで10店舗目を開業したことを明らかにした。
同社がベトナムに初出店したのは2025年4月、洋食業態の「THE ROYAL」が第1号店だった。その後は和食居酒屋、炭火焼き、焼肉、寿司、鉄板焼きと業態を広げ、直近で9号店と10号店が加わった形になる。約16か月で10店舗という展開速度は、日系外食チェーンのベトナム進出事例のなかでも非常に速い部類に入る。
ベトナム事業を担うのは、2024年8月7日設立の現地法人ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDである。所在地はホーチミン市サイゴン地区、代表者はGeneral Directorの中西喜丈氏、資本金は1,840億ベトナムドン。外食チェーンの運営ノウハウを持つロイヤル側と、現地ネットワークを持つ商社である双日側が組む体制が、短期間での多店舗化を支えている。
9号店「Ramen Ineya」と10号店「Tonkatsu Ineya」の概要

9号店となる「Ramen Ineya(ラーメンいねや)」は、日本人駐在員や日本食店が集まるレタントン地区に2026年5月30日オープンした。看板メニューの特製拉麺は、牛スジ・ネック・テールといった部位を時間をかけて炊き出したスープが軸となる。もともとは既存の「焼肉いねや」でスープとして出していたもので、現地客からの評価が高かったことが専門店化の後押しになったという。
- 店名:Ramen Ineya(ラーメンいねや)
- 所在地:15A/22 Le Thanh Ton, Sai Gon, Ho Chi Minh
- 席数:12席/面積:24㎡(約7.3坪)
- 営業時間:11:00〜23:00
- 開業日:2026年5月30日(土)

節目の10号店「Tonkatsu Ineya(豚カツいねや)」は、外国人居住者が多いタオディエン地区に2026年6月30日オープン。同グループのベトナム事業では初となるとんかつ専門業態にあたる。提供するのは豚ロースカツ定食や豚カツ煮定食などで、衣の食感と肉の旨みを軸に日本のとんかつ文化をそのまま伝える構成となっている。
- 店名:Tonkatsu Ineya(豚カツいねや)
- 所在地:29 Thảo Điền, An Khánh, Hồ Chí Minh
- 席数:14席/面積:40㎡(約12.1坪)
- 営業時間:11:00〜23:00
- 開業日:2026年6月30日(火)
ロイヤルグループがベトナムで進めるドミナント戦略と今後
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