ハイネケンは、ベトナムに今後5~10年間で追加約5億米ドル(約778億円)を投資する計画を明らかにした。2030年までの重点17市場にベトナムが含まれる中での表明で、酒税がさらに引き上げられる予定のうえ飲酒運転規制による需要減少も経験してきた逆風下での投資積み増しとなる。
ハイネケン、ベトナムを重点17市場に選定
現地報道VnExpressによると、ハイネケン(アムステルダム本社)は2030年までの重点17市場を公表しており、ベトナムはその1つに含まれる。アジア太平洋地域会長のヤッコ・ファン・デル・リンデン氏はベトナム市場を「世界で最も魅力的な市場の一つ」と評した。
ベトナム最大拠点、ブンタウ工場を大幅増強
並行して進むのが、ベトナム最大の生産拠点であるブンタウ(現ホーチミン市内)工場の拡張だ。生産能力は拡張により約1,100万ヘクトリットル/年から約1,600万ヘクトリットル/年に引き上げる計画とされる。
なお、2026年3月にはシンガポールのタイガービール工場の大規模生産終了と、ベトナム・マレーシアへの生産移管も別途発表されており、地域内での生産体制の見直しが並行して進んでいる。
酒税引き上げの逆風下でも投資を拡大
2031年に酒税90%到達、需要縮小の懸念
続きを読むには会員登録またはログインが必要です。
