ベトナムの伝統市場は2020年の8,581カ所から2024年には8,274カ所に減少している。市場や小規模店といった伝統チャネルは今なお商工省の推計で2025年も商品小売の70%を占める。商工省は市場の運営に民間や外資の参加を盛り込んだ新政令の草案をまとめ、司法省の審査に回した。
伝統市場の86.9%は区画200未満、多くは設備が老朽化
2024年8月1日に施行された政令60/2024号は、取引区画が200未満の市場を第3級と定めている。商工省が2026年4月22日の意見聴取会で示した資料では、第3級が全国の市場の86.9%を占め、多くは設備が老朽化しているという。
伝統市場は数も客足も減少、伝統チャネル比率は70%前後
商工省国内市場管理発展局が2025年12月30日付で公表した『2025年ベトナム国内市場報告』によると、2024年の全国の市場数は2020年比で3.6%減った。都市部を中心に客足が減っている要因として、報告は無許可の露店の存在と、便利で近代的な業態へ向かう消費者の購買習慣の変化を挙げる。農村部は小売の投資がほとんど及ばず、住民は主に伝統市場と小規模な雑貨店で商品を入手しているという。
商品小売に占める伝統チャネルの比率は、2021年の72%から年ごとに74%、67%、73%と上下し、2025年は70%だった。近代チャネルは約30%で、うちEC(電子商取引)が12%を占める。
政令60/2024号に代わる市場運営の新ルール案
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ベトナム経済メディアInfoBank 編集長
三浦 賢弥
KENYA MIURA
山形県山形市出身。筑波大学大学院でのベトナム研究・ホーチミン市師範大学での留学を経て、JETRO(日本貿易振興機構)に入構。
ベトナム進出コンサルティング・市場調査会社に7年間携わり、2026年1月にベトナム経済メディアInfoBankを企画・運営する株式会社InfoBase創業。代表取締役に就任。
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