ベトナムで20カ所の工業団地を展開する大手デベロッパー、VSIP(ベトナム・シンガポール工業団地)が2026年上半期(1〜6月)の決算を公表した。
純利益は前年同期比13.3%減となった一方、負債総額は過去最高水準まで膨らんでおり、外資誘致の受け皿となる工業団地デベロッパー自身の財務体質にも注目が集まっている。
ベトナムVSIP、全国20カ所の工業団地を展開
VSIPは、ベトナム側のBecamex IDCが49%、シンガポール側のSembcorp Developmentが51%を出資する合弁の工業団地デベロッパーである。
1996年、現在はホーチミン市の一部となった旧ビンズオン省で最初の工業団地を開発して以来、事業を拡大してきた。現在はベトナム全土で20カ所の工業団地(統合タウンシップを含む)を展開し、総面積は約1万2000ヘクタールに達する。
2026年上半期決算 — 純利益13.3%減、負債は過去最高に
VSIPが公表した2026年上半期の決算によれば、税引き後純利益は約9766億ドン(3746万米ドル、約58.5億円)で、前年同期比13.3%減となった。
一方、6月30日時点の自己資本は約20兆9237億ドン(8億252万米ドル、約1253.5億円)で、前年同期比12.9%増と拡大している。対照的に、負債総額は2025年末比23%増の約31.5兆ドン(約1887億円)に達し、過去最高水準を記録した。
負債膨張の内訳を見ると、銀行借入残高は2025年末比12%増の約15兆8746億ドン(6億886万米ドル、約951億円)、その他負債は同49%増の約12兆5911億ドン(4億8299万米ドル、約754億円)といずれも大きく伸びている。
続きを読むには会員登録またはログインが必要です。
